うなぎvsうなぎ…?(神楽坂・志満金、神田・きくかわ)
こんにちは。こんばんは。
二回目です。
初回の記事で話した通り、僕は穴子が好物です。
そして、同じくうなぎも大好きです。
今回は、神田と神楽坂の鰻屋に焦点を絞りつつ、鰻について紹介しようと思います。
まず、鰻は、ジャンクフード的な感覚では食べられないですよね、他の魚料理に比べると値段も高いし…。
日本人が最も鰻を食べる日と言えば「土用の丑の日」です。
そもそも、どうして「土用の丑の日」になんで鰻を食べるようになったのか。
諸説ありますが、有名なのは平賀源内の説です。
江戸時代の鰻屋は、味が落ちる夏に鰻が売れないことに困っていました。
そこで、博識のある平賀源内に相談したところ、「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承に基づき、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めました。そしたら、鰻屋は大繁盛したそうです。
このような「〇〇すれば良いことある!」風の宣伝文句は江戸っ子にはウケたんだと思います…(笑)
話がズレたので、戻します…。
数年前に、祖父に「うなぎは神田のきくかわが美味しい。そこの志満金は美味しくない。」と言われました。
当時の僕は「え、鰻ってそんなに違いあるのか?高い鰻屋って普遍的に美味しいのでは…?」と思いました。
その言葉が頭の片隅に残りつつ、数年後、実際に食べに行ってみました。
まず、神楽坂の「志満金」です。
「志満金」は、JR飯田橋駅西口(現在、改修中)から徒歩3分、東京メトロ飯田橋駅B3出口から徒歩1分の場所にあります。
神楽坂の坂の登り始め部分で、外観はこのような感じです!
僕が行った時に、注文したのは「うな重(月)」(¥2,376円)です。うな重メニューの中では最安だっだと思います。
味は普通に美味しい。鰻重です。
ただ、後で紹介する「きくかわ」と比較すると明らかに違う。
なにが、違うかというと明白なのは「ふわふわ感」。肉厚の鰻特有の「ふわふわ感」が足りないんです。
元の味付けも薄い気がしました。
でも、繰り返しますが鰻なので普通に美味しいです。
そして、次は、神田の「きくかわ」。
「きくかわ」は、JR神田駅北口から徒歩3分、東京メトロ銀座線5番出口から徒歩1分の場所にあります。
昭和22年創業の老舗鰻屋です。
外観↓
このような張り紙も!
ここに行く時は、昼時なので2階に案内されます。
席は座敷と机の二種類あり、個人的に好きなのは机の方です(雰囲気が良い!)。
うな重は、1尾付きの(イ)、1尾半付きの(ロ)、2尾付きの(ハ)があります。
だいたいは、うな重(ロ)(¥4,600円)を頼みますが、頑張れそうな時は、(ハ)(¥5,800円)を頼んじゃいます。
うな重(ロ)
ビジュアルがすでにすごい!鰻箱に鰻が入りきらずに折りたたまれている贅沢さ!!
どのように、鰻を崩していくか、考えるのも楽しみの一つです。
うな重には、肝吸いと漬物とフルーツ(イだとライチ)もついてきます。
味は、鰻の美味しさを一つも逃さずに焼き上げたような味です!「ふわふわ感」もあります!!
完璧な、うな重です…!!!
すでに、書き方からもわかると思いますが、神田のきくかわの方がうな重は美味しいという結論に至りました。
近年、鰻の漁獲量が減少して値段も高騰しています、これから、ますます高価な食材となってしまうのは悲しいですが「土用の丑の日(その近辺)」には食べる文化を残したい(平賀源内の策略にまんまとはまっていますが…)。
当たり前ですが、同一の料理でも店によって異なる味を比べてみるのも楽しいですね。
次回は、スイーツ系について書こうかな。
画像
http://find-travel.jp/article/44419
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E8%B3%80%E6%BA%90%E5%86%85
http://restaurant.ikyu.com/rsSd/main/script/restU.asp?rstId=104363#restInf
参考サイト